海外システムエンジニアへの転職方法

「システムエンジニアとしての経験を、海外で生かしたい」と考えている方もいると思います。海外であれば、待遇面が良い求人も多いですから、「海外でプライベートも充実させながら、仕事をしていきたい」と考えている方もいるでしょう。しかし、いざ転職活動をはじめようと思っても、「どんな風に、活動したら良いのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

では、海外システムエンジニアへの転職方法についてご紹介しましょう。まず、海外へ転職をする際にはどういった働き方を望むかによって活動方法も変わってきます。「せっかく海外で働くのであれば、出来るだけ長い期間海外で仕事をしていきたい」と考えている方、「自分のタイミングで、帰国タイミングは考えたい」と考えている方の場合には、現地採用がおすすめ。現地採用の場合には、住む所から全て自分で探すこととなり、まずはその国へ行き、住む場所などを決めてから現地で転職活動をすることが必要となります。

現地採用の場合には、このようにすべて自己責任で決めていくため、安全性なども考えながら慎重に決めてくことが必要となります。「出来れば、安全な環境で、治安の良い場所で仕事をしたい」と考えている方であれば、駐在員という働き方がおすすめです。駐在員の場合には国内での転職活動が必要となります。国内で転職活動をする際には、海外求人情報などをチェックし、エントリーすることが必要となるでしょう。駐在員の場合には、住む場所なども会社から与えられることになりますから、荷物をまとめて引越しを行うだけでOKとなります。
このように、海外で働く場合には、どのような働き方をするのか、そして何の職種で働くのかによっても転職方法が大きく異なってくることを理解しておきましょう。

海外システムエンジニアのデメリット

システムエンジニアとして仕事をしている方は、「毎日、残業があって家族との時間がほとんど持てない」と感じている方もいれば、「今まで、有給を一度も使ったことがない」という方も多いでしょう。「エンジニアの仕事は好きだけど、プライベートの時間が全くないのは不満」と感じている方もいるのではないでしょうか。そんな方は、海外での活躍を考えている方も少なくないでしょう。海外では、待遇面も良いところが多いですから、魅力的ですよね。しかし、デメリットもあるため、これらも理解した上でチャレンジしていくことが大切となります。

では、海外システムエンジニアのデメリットについて、ご紹介しましょう。現在は、会社に所属してシステムエンジニアとして活躍している方が多いと思いますが、日本の場合には正社員で勤務していると、会社側から解雇されることはよほどのことがない限りほとんどないと思います。そのため、「このまま定年まで勤めよう」と考える方もいるでしょう。しかし、海外の場合には、解雇される可能性があります。正社員であっても、海外の場合には簡単に解雇となってしまうことがあるため、注意が必要なのです。当然、解雇となれば収入がなくなってしまいますから、新たに仕事を探さなければならならくなり苦労することもあるでしょう。

また、海外にチャレンジする際には、当然語学力がなければ難しいでしょう。「どのくらいの語学力が必要なのだろう?」と思われる方もいると思いますが、日本で海外求人を探す際には、語学力のレベルなどが条件となっているところもありますから、これらをチェックしどの程度の語学力を求められるのか確認しておくことが必要です。

海外システムエンジニアとなれば、理想的な仕事、生活を手に入れることが出来るでしょう。しかし、その分仕事ではシビアなところが多いですから、これらのデメリットも知っておく必要があります。働く上でメリット・デメリットの両方を知っておくことで、自分のイメージとずれてしまった場合の対処を考えることができるのです。

海外システムエンジニアのメリット

エンジニアとして働いている方は、「経験を積んできたから、このスキルを試すためにも海外で仕事をしたい」と考える場合も多いと思います。「海外は待遇が良いと聞くから、海外でシステムエンジニアとして仕事をしていきたい」と考えている方もいるかもしれません。しかし、海外となると勇気がいるのも事実です。

では、海外でシステムエンジニアとして活躍する際には、どういったメリットを得られるのかご紹介しましょう。まず、海外でシステムエンジニアとして働く際には、収入が良いというメリットがあります。もちろん、何処の国に行くかによっても変わってきますが、比較的海外の場合には日本と比べるとエンジニア収入設定は高くなっていますから、今よりも収入アップができる可能性は高くなります。そして、日本では残業が多く「休みなんて取れない」というエンジニアは多いものです。しかし、海外での場合には休暇が取りやすいというメリットもあります。海外では、中小企業でも3週間程度の休暇を取る方がほとんど。こちらも、国によって変わってきますが、ヨーロッパの場合には年に5週間程度休暇が取れるといいますから、プライベートの時間も満喫させることが出来るでしょう。残業に関しても、海外の場合には少ないところが多く、定時で帰宅そして残業があっても30分から1時間程度という状況なのです。そのため、家族がいる方にとっては家族と過ごせる時間をたっぷりとれるのは嬉しいことです。

このように、労働時間や休日など日本での環境とは大きく変わるのではないでしょうか。システムエンジニアが海外にチャレンジする際には、こういった魅力的なメリットがたくさんあります。「いつかは、海外で働いていてみたい」と考えている方は、これらのメリットを考えてチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。そのほか、海外勤務における知っておきたい情報はこちらをご覧ください。